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一年生になった、は〜ちゃん。
毎日がとても充実している様子。
今は、ひらがなの勉強中だ。

学校で勉強したプリントを見せてもらった。
「あいうえお」の勉強らしい。
その中で「つ」のつく言葉をさがそう、というのがあった。

プリントを見ると…
つくえ、つくし、つみき…
と、いかにも子供らしい、言葉がたくさん並んでいる。

たくさんあって、表面だけには書ききれなかったようだ。裏面をめくってみると、

「めんつゆ」
とひときわ大きな文字が書いてあった（^o^）  

今日は、市内の小学校の入学式。
近所の友だちの娘も、今日から一年生だ。式を終えた帰りに友だちと一緒にいたその娘に声をかけた。

「はーちゃん、にゅうがく、おめでとう！」
「ありがとう〜！」
「ともだちは、なんにん、つくりたいですか？」
「う〜んとねぇ…１００にん！」
と、ここで意地悪な質問をした。

「すごいね〜。でも２クラスしかないから、１００人もいないよ？」
「おねぇちゃんの、おともだちがいるから、だいじょうぶだよ〜（^o^）」
と、元気に掛けていった。  

よく晴れた日曜日の午後、西鉄バスの車中。
出口付近にある一つの座席に、姉妹が仲良く座っている。
年の頃は、３歳と５歳ぐらいだろうか。

小さな妹が座席に腰掛け、おねぇちゃんは妹が開いた股の間の座席シートに、立ったままの姿勢で体を預けている。
ちょっと窮屈な格好だが、二人は仲良く顔を近づけあったりしながら、鼻歌を口ずさんでいた。
その脇で姉妹を優しく見守るママの姿。

少し後ろ側にいた私がつり革につかまり見ていると、時折、お姉ちゃんと目が合ってしまう。
私がニッコリほほえむと、満面の笑顔を返してくれた。

やがて目的地のバス停に着き、姉妹はママと降りていった。
ママの後から、仲良く手をつないで、歩き出す二人。

発車したバスが、二人の横を通り過ぎようとした、その瞬間──

二人がバスの中の私に向かって、投げキスしてくれた！  

特売の日。
「ママ〜！」
「○○、たくあん、たべたい〜！！」
とスーパー中に響く女の子の声。

頬を紅潮させ、あわてて走り寄ってきたママ。

「１ぽん１００えんだよー。やすいよ！　ママかって〜！」
大好きなたくあんをゲットするために、いっしょうけんめい、うったえる娘。

その姿が恥ずかしいのか、それとも一本１００円、という金額に躊躇する自分を見られるのが恥ずかしいのか？
ママはあわてて、買い物カゴへたくあんを押し込むと、娘の手を引いてレジへ走った！
※○○＞自分の名前のことです  

スーパーのお菓子売り場。その菓子棚に体をあずけて寄りかかる３、４歳の女の子。
両方の手には種類の違う、箱菓子をしっかり握っている。
よぉ〜く見ていると、お菓子の写真ではなくて、裏面の成分表あたりをじっと見ている。その菓子箱を、代わる代わる、何度も見比べている。
箱の一点を凝視したまま、動かない。

…１０分近く経過したころ。

「ハァ〜」
っと、ため息一つついた彼女は、
選んだ菓子箱を手にママの元へ掛けてった。  

「ママー！！」
土曜日の午後。夕飯の食材の買い物で賑わうスーパーに、女の子の声が響いた。

「ママの大すきなチョコレートだよ！」
チョコを手にした５歳くらいの女の子が、笑顔で母親の元へ駆け寄った。

「これ、このまえ、おいしかったって、いってたよね！！」
そうねぇ〜。と、返答を濁す母親。

「かう？！　かわないの？！　おいし〜い〜よ〜！！（^o^）」

…やがて。
レジに並ぶ、ママが持つ買い物カゴには、くだんのチョコがしっかり鎮座しておりました。